私が長女を出産したのは、公立の総合病院だったので、最初はその病院にある精神科にかかりました。
初めて行く精神科の待ち合いは人で溢れかえっていました。
老若男女。
一見普通の人、明らかに精神疾患だなと判る人、そんなたくさんの人の中で一時間以上待ってやっと診察の順番が回ってきました。
事務的に問診をこなす女性医師。
「抑鬱状態ですね。お薬飲んで様子見て下さい。」
この期に及んでまだ母乳に未練のあった私は、母乳に影響の無い薬は有るか尋ねたところ、あっさりと『有りません』の答えが返ってきました。
薬をもらって帰っても、数日は飲めずにいました。
母乳への未練も有りましたが、正直『精神科の薬』というのに抵抗があり飲めませんでした。
でも5日ほど経った頃、このままではいけないと思い薬を飲む事にしました。
娘に最後の母乳を飲ませて…
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